早春の陽ざしに白馬の嬉々として

団体様で世田谷の博物館などを巡って歩いた。
総勢16名、温かい陽ざしと気温に恵まれ、老男老女は気分も浮き浮き、喜んでいるのは馬だけじゃない。もうみんな隠居を決め込んでいる、言ってみれば老人ばかりだが、こうして趣味のサークルに属して、また誰かと知り合いになる、幸いなるかな。
巡ったところは、農大博物館(南極飯)、馬事公苑、区立郷土資料館(代官屋敷)、向井順吉アトリエ館、駒沢大(禅文化歴史博物館)。これは、意外な博物館であり、そこで意外なものを見られたので大いによかったと思う。
農大の「南極飯」。物みな凍る環境の、狭い世界に半年も閉じ込められる中では、「食うこと」は重大。それをしみじみと思った。毎日なにげなく、惰性でぶっ喰らっているのだけれど、これは実は、こころのためにとても大事なことなのだと、改めて思った。
馬事公苑は昨年リニューアルしたということで、オサレに変身していた。馬場を駆ける馬も、この暖かさになんだか嬉しそう。馬が走る姿は実に美しい。胸や脚の筋肉がモリッと盛り上がり、首をキリリと引いて軽やかに駆け回っていた。
向井順吉と言う人については、なにも知らなかったが、アトリエで絵を見ていっぺんで好きになった。山里の風景画、ことに古民家のたたずまいが、日本らしい美しい風景の中に描かれている。写実画も、そして古民家も大好きなんである。
最後は駒沢大「禅文化歴史博物館」。世の中で難解、分からんチンの代表が禅。展示は細かい文字でびっしり、とても老眼の目で見て分かる、というものではない。やはり専門の学生さんがゆっくりみっしりと勉強すべきもの。いやいや、お釈迦さんスミマセン。
目で「現物」を見る、たちまち、なにか考える。
短い動画「世田谷博物館めぐり」(BGM/キャプション)
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