多摩たま日誌

.
「一句一ブログはボケ抑え」・・・できるかな?

紅白の梅咲き競う寺の中

多摩たま



 梅が一気に咲いたような気がする。


 なにしろ、ここのところ「う~~寒い、さぶい」だったから閉じこもっていて、咲きだした按配がよく分からなかった。春のような陽ざしに表に出てみたら、紅梅も白梅ものびのびと南の風に枝を広げていた。う~む、春だなあ!


 同時に黄土色の土っくれの中が、なんだか青みを増したような気もする。足元を見ると小さなぺんぺん草がゴマ粒のような白い蕾を見せている。アシビの蕾が赤く膨らんで今にも弾けそうだ。マンサクがねじくれたような花をほころばしている。



 畑に植えてある梅と違い、公園やお寺のそれは、めったやたらに枝を剪定されないらしく、青空の中に精いっぱい枝を広げ、春じゃ春じゃと喜んでいるように見える。梅の実はあまり付かないかもしれないし、それをとって食おうとする人もないのだろう、元気だ。


 梅は満開に近く開いているが、今年は例年より遅いのだそうだ。毎年梅の花を見るとなにやらほっとするが、それがいつのことなのか、記録などしていないから、何もかもぼんやりしている。几帳面な人はきちんと記録しているのだろうなあ。



 通りを行く人もなんだか幸せそうな顔をしている。まあ、だれだって凍れる寒さから解放されれば嬉しいに決まっている。すれ違う女子中学生の顔が輝いて見える。まことに人生の春だもんなあ、未来だって輝いて見えている年頃なんだろう。


 夕刻、気分がいいので蕎麦屋に入った。板わさをつまみに燗酒を傾ける。アツアツのお燗が、ほんのり冷めたころが一番旨いようだ。量はあんまりいかない、せいぜい3合どまりだろう。吞めなくても、呑んだ気分がいい。



 春の酒この世の憂さを投げ飛ばし。



.

×

非ログインユーザーとして返信する