冬至
じゃじゃぁ~~ん! ついに冬至になった。
明日から、陽は刻一刻と延びていく。それにつれて日差しも少しづつ明るさを増していく。ぐいぐいと明るい未来が開けていくのだ。まことにお目出度いことではないだろうか。それだから、冬至に強い思い入れがある。
なににもまして、だんだん世の中が暗くなる、というのは背中がうそ寒い。それが今日は頂点に達してヨッコラショと乗越え、逆に世の中がだんだん明るくなるから、春に向かうような心持になってくる。誰だって嬉しいはず。
それで、どれぐらいづつ日が長くなるのか、と言いうことに自分なりに一つの偉大なる計算方式を持っている。まず今日の日暮れは何時ごろか? ひとまず大雑把に4:30頃としておく。で夏至の頃はどうか? これも大雑把に7:30頃とする。
となると6か月で、おおむね3時間の開きとなるから、1か月では30分という計算になる。つまり1か月後、1月20日ころは5時ころ陽が沈み、2/20は5時半ころ、3/20は6時ころ、4/20は6時半ころ、5/20は7時ころ、6/20夏至では7時半ころ、となって計算が合っている。
調子こいてさらに言えば、1月と11月はほぼ同じころ陽が沈む。同様に2月と10月、3月と9月、4月と8月、5月と7月がそれぞれに陽が沈む時刻がほぼ同じだ、ということになる。これは世紀の大発見だと思うのだが、家族でさえもそれを認めようとしないのは何故だろう。
しかしながら、さりながら、お天とう様の運動はひとまずこれでいいとしても、問題は暑さ寒さの方だ。これはもう、その年により、またその地域によりがくんと違ってきて、一筋縄ではいかない。えらいめんどくさい連立方程式を解かなければならないのだろう。
しかし間違いなく言えることは、冬至を越してすぐ温かくはならず、だんだん寒くなり、概ね2月中旬頃が寒さの底だろうか。この寒さに対しては、着れるだけの服を着て、じっと我慢で、日の行き過ぎるのを待つしかない。じっと待ってればいつか春が来る。たぶん。
さて、ことほどさように冬至はめでたい日である。
だから、お祝いが必要だが、
冬至湯もカボチャ入りの小豆粥も、無い!
ハローウィンなんてアメリカだけのお祝いなんかするにより
冬至をば祝うべきではないか!