きゃっかん
うひゃあ~、随分更新を怠けたものだ!
紅葉の季節もほぼ終わったらしく、いよいよ冬になってきた。
振り返ってみれば、今年はいつでも温かかったような気がする。寒いよりはどちらかと言えば、温かい方を歓迎するが、真夏の、クソが付く暑さは、これはこれで嫌ではある。暑からず寒からずちょうどいい、という季節はほんとに短いのかもしれない。
毎日、ぼおう~~っと過ごしているので、月日の経過は鬼よりも早い。新年になったぞ~っと思ったら、毎日がずんずん、どこどこ過ぎていき、ふと気が付けばハヤ年末になってしまった。あとがなくなってきた。困ったもんである。
時の流れは奔流の如くにして、洗いざらい、一切合切を呑み込んで、どこか遠くの方へ行ってしまった。あれよ! と思う間にすべてのモノやコトが濁流のかなたに押しやられ、霞んで見えなくなって、呆然と立ち尽くすのみ。
しかし・・・と思う。これを考えてみたところで、どうにもなるものではない。ただ我が主観がそのように感じるだけで、たぶん時間というものは、この宇宙で早くなったり遅くなったりはしないのだろう。この主観というものが、どうもイカンのじゃないかと思う。
主観がいろいろ作動することで、怒ったり笑ったり悩んだり、しなければならない。大変にめんどくさい。だから、ここから離れればいいのだと思う。離れて、内側からではなく、外側からちょうど俯瞰するように眺めてみればいいのではないか。
家の隙間に山茶花の木があって、今頃になって花が咲き始めた。手入れがよくないのでびっしりは咲かないが、この頃この花にメジロが遊びに来るのに気付いた。枝の中に潜り込んで飛び回り、枝を揺らすが姿を現すことは、まあない。
いつも2羽、揃って飛来する。どこから来るのかわからないが、ふだんは姿を見ない。枝の茂みに入ってちょんちょんと動き回り、眺めているとどうやら花の花粉をついばんでいるのではないかと思われる。鳥が花粉など食うかなあ?
そのうち2羽とも、いつの間にか姿を消している。満腹になったのか、うちの花は旨くないのか、一度聞いてみたいが答えてくれないだろうなあ。姿を消して、そのうちまた来訪しているようだが、同じ個体なのだろうか、別個体の2羽だろうか?
というように、出来るだけ客観的に書いてみようとした。
「外側からちょうど俯瞰するように眺めて」
などと言ってみてもそれはなかなか難しい。
それにもしかすると、主観を去ってしまえば、ひょっとして
自分の脳の中に「世界」を構築することが出来ない、かもしれない。
主観も客観もどちらも欠かすことが出来ないってわけか。なるほどな!