時間とはなんだ?
ずっと前から気になっていることがある。
その一つが時間、時間とはいったいどうゆうものなんだろう? と思う。
そんなこたあ、アインシュタインにでも任せておけばいいじゃないか、とは思うものの彼に任せるほど高級な思いではなく、ほんの素朴な、幼稚な、バカらしいほどのものだから自分で考えてみるより仕方がない。
最も素朴に時間というものを認識するのは、おそらく「変化」と「繰返し」ではないかと思う。生き物は時間とともに変化する。子供は時間とともに大人になるし、草や木も時間とともに大きくなる。
一方、季節は繰り返すし、時計もぐるっと回って元に戻る。地球だって、見たことはないけれど、太陽の周りを一回りして元に戻っているらしい。それとともに、なんだか知らないが歳を一つとるらしい。
「去年今年貫く棒の如きもの」のように、時間は過去、現在、未来を棒のように貫いている、と教えられたような気もする。しかしそれを過去においても、見たことも触ったことも、その音を聞いたこともない。ならばこの世には存在しないものなのか? しかし現に生物は成長し現象は繰り返す。
「変化」と「繰返し」の現象を見て、人はそれを「時間」という概念にまとめたのだろうか? 概念であればこの世に存在しなくても、まあ納得せざるとえない。とは言え、その概念が「過去、現在、未来を貫く」のがまた納得がいかない。
それで、苦し紛れに思うのは、
実は「時間」というのは、ただいま現在のこの瞬間、にしかないのではなかろうか??
現在のこの瞬間を過ぎればたちまち過去となり、未来がたちまち現在となる。この世に存在するのは、今現在の一瞬だけであり、過去も未来も存在しない、・・・のではなかろうか? と思って見ると、なんだか納得できそうな気がしないではない。
しかし阿保がこんなことを考えても、ただひたすら頭が痛い。
こんなことは専門家に任せておけばいい、と思って本を読んでみたが、
やはりストンと腹に落ちない。
ああ! 悩ましか~!