たまたま日記

たまにしか書かないに日記         遊びをせんとやうまれけむ   戯れせんとや・・・・

冬の閉塞・春は陽光


 この冬は、まあなんていうか、面白くないことが重なって、どっぽりと落ち込んだ。


 そのとっぱじめが、試験の不出来。これはもう、ひたすらわが身の不甲斐なさ、ダメさ加減が情けなく、ああ! オレはもう駄目なんだ、何もできないんだ、と自覚させられた。



 次にカゼをひいた。カゼなんぞナニするものゾ、とは思っていたが、同居人がその前からひいていたカゼが、なんと陰性だという。さあ、焦った。自慢じゃないがたばこを吸っている、罹患したらイチコロだ、との自覚ぐらいは持っている。


 すぐさま近くの医者へ行ったが、コロナとインフレインザの抗原抗体検査しかやってないよ~、という。どっちも陰性だったが、PCR検査をしないと確定的な安心はできない。ところが翌日は土、日と病院の休みが続く。
  
 不安でイライラしながら待って、月曜日ようやくPCR検査。1時間以上も診察まちの人達と狭い室内に閉じ込められ、鼻から1分で検体採取。帰宅してイライラしながら待つと夕方電話で、陰性でした、とのこと。



 ひとまず、命ながらえたかも、と安心していると、しばらくしてこんどは歯が取れてしまった。なんちゅうか、前歯だから口中の不安定さが神経にまで響く。そして、これでもかとわが身を襲う悲劇(でも何でもないのだが、落込んだ神経はそう思う)に打ちのめされた。




そして今・・・


 てっきり落ちたと思い込んでいた「試験」が、どういう神の救済か、ぎりちょんで引っかかって合格していた。もう、神様、仏様、ムクテスマ様、どなた様にお礼申してよいやら、言葉だけで済むのなら、ありとあらゆる神に救いの感謝を申し上げる。


 これで4月からまた新たな気持ちで前に進めることになった。停滞か前進か、この差は気持ちの上でとても大きい。この先どこまで繋がっているかは知る由もないが、ともかくも日々を前向きに過ごすことが出来れば、これに勝る嬉しさはない。


 コロナは陰性で、年寄りの長引くカゼも日ごとに回復しつつあり、もうしばらくすれば完全に復調する様な気がする。復調すれば酒だって飲めるに違いない、友達と馬鹿っ話もできるに違いない、何よりである。


 そして歯は、ようく頼み込んで何とか元のように口中に鎮座させてもらうことにしよう。そうすれば口中の違和感からくる、神経のざわめきも無くなるだろう。で、「全て世はこともなし」というまでにはならなくても、とりあえず落ち着くであろう。



 かくのごとく、身辺に起生する些細なことが、おお事に感じられるこの頃、
 一つ一つ、慣れていって、気にかからないような心境になりたいものだ。

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